保護犬が慣れるまでの期間とは?初心者でもできる信頼関係の築き方

保護犬慣れる期間 お役立ち情報

保護犬を家に迎えたけれど、「なかなか懐いてくれない」「いつ心を開いてくれるの?」と不安に感じる人は多いものです。早く慣れてくれないかな…って思いますよね!

妹が飼いだした保護犬も来た時は「ビクビクしてるな」と感じていましたが、今では遊びに行くたび、ものすごく喜んでくれるようになりました。

この記事では、保護犬が慣れる期間はどれくらいかかるのか、初心者でもできる信頼関係の築き方をわかりやすく解説します。
焦らず、保護犬との幸せな時間を育てていきましょう。

保護犬が慣れるまでの期間はどのくらい?

平均は1〜3ヶ月が目安

多くの保護犬は引き取られてから、慣れるまで約3ヶ月くらいかかると言われています。一方で虐待や放浪経験がある犬は、半年〜1年かかるケースもあります。

保護犬によって育った環境も違えば、性格も年齢も違います。引きとった保護犬によって差がでてくるので、1週間ほどで慣れる犬もいれば、1年以上かかることも

妹が飼いだした保護犬マハロは、生後半年くらいで引き取りました。
マハロの場合は、保護されたのはお母さんわんこで、まだおなかの中にいる状態でした。生まれてから保護団体の方に育てられていたため、比較的、人慣れした保護犬だったようです。そのせいか、慣れるのも早く、1週間ほどです。

「なかなか慣れない…」と感じても、根気よく付き合ってあげることが必要です。


慣れるまでの3つのステップ

保護犬が新しい家族に慣れるまでには、大きく分けて3つのステップがあります。
焦らず、愛犬のペースに合わせて少しずつ信頼を築いていきましょう。


第1段階:警戒・観察期

新しい家に来たばかりの保護犬は、ほとんどの時間を警戒と観察に使います。
人や環境に慣れていないため、飼い主をじっと見つめたり、距離を取ることが多いです。

のえ
のえ

マハロも迎え入れた時は、部屋の隅やソファの下にずっと隠れてました。
寝るときに一人になると1時間くらいの遠吠えも…
目も合わせないので、声掛けだけしてました!

この時期は、まだ心を開けていない状態なので、「怖がりだからダメ」と思わず、安心して過ごせる環境づくりを優先しましょう。


第2段階:安心・慣れ始め期

少しずつ生活にも慣れ、食事や散歩の時間が日課になってくると、保護犬に安心感が芽生えてきます。
このころから、飼い主に寄り添ったり、尻尾を振るような行動が見られるようになります。
焦らず、信頼の土台づくりを続けることがポイントです。


第3段階:信頼・甘え期

3ヶ月を過ぎるころから、保護犬が自分から心を開いてくれるサインが増えてきます。
飼い主のそばで寝たり、遊びに誘ってくるなど、以前より積極的な行動が見られるでしょう。

この時期は、すでに信頼関係ができつつある証拠です。
ただし、まだ完全に安心しきっているわけではないため、甘えてきたら応えるといった犬の様子を見てスキンシップをとるようにしましょう。

犬によっては半年〜1年かけてゆっくり慣れていく場合もあります。
「時間がかかってもいい」と思える心の余裕こそ、本当の信頼関係を育てる鍵です。

あん
あん

「慣れない=悪い子」ではなく、“時間が必要”なだけです。


保護犬と信頼関係を築く5つのコツ

保護犬と仲良くなるには、特別なトレーニングよりも「安心できる日常」を積み重ねることが大切です。
ここでは、初心者でもできる信頼関係を築く5つのコツを紹介します。

無理に触らない・距離を保つ

最初のうちは、犬が自分から近づいてくるまで待つ姿勢が大切です。
目をじっと見つめたり、急に抱っこするのは避けましょう。
静かにそばにいるだけでも、「この人は安心できる」と感じてもらえます。

のえ
のえ

妹は、飼い主の匂いを覚えさせるように、もう着ない服や靴下をゲージの中にいれていました。

一定の生活リズムを保つ

毎日同じ時間にごはんや散歩をすることで、犬に安心感が生まれます。
決まったリズムは「この家は安全」と思わせる大切な要素です。

ごほうび(おやつ)を上手に使う

怖がらず近づいたり、指示を聞けたときは、おやつや優しい声でたくさん褒めてあげましょう
褒めることで「この人といると嬉しい」と感じ、信頼が深まります。

優しい声かけを続ける

日常の中で「おはよう」「いい子だね」と穏やかに話しかけることで、犬は飼い主の声を覚えていきます。
言葉がわからなくても、声のトーンやリズムで安心を感じます。

無理せず専門家に相談する

もし長期間なつかない場合は、保護団体やドッグトレーナーに相談するのもおすすめです。
第三者の視点で原因を見つけてもらうことで、早く改善できることもあります。


やってはいけないNG行動

  • 大きな声で叱る・驚かせる
  • 無理に触る・抱っこする
  • 生活環境を頻繁に変える
  • 急に他の犬や人に会わせる
のえ
のえ

マハロも物音に敏感で、お漏らししてしまうこともありました!

上記の行動は保護犬だけではなく、どんな犬でもペットでも怖がらせてしまう行動です。
保護犬が慣れるまでの期間は、「安心できる環境を守ること」が何よりも大切です。
叱る・触る・急に変えるなどの行動は控え、犬の気持ちを尊重することで、信頼関係が自然に深まっていきます。

あん
あん

信頼関係は「安心の積み重ね」で築いていくものです!


保護犬が慣れてきたサインは?

焦らずに見守ってきた時間の中で、少しずつ保護犬が心を開いてくれる瞬間があります。飼っているからこそわかるちょっとした変化は本当にうれしいですよね!
ここでは、保護犬が慣れてきたときに見せる代表的なサインを紹介します。

  • 尻尾を振る・自分から近づいてくる
  • 食欲や睡眠が安定してきた
  • 飼い主のそばでくつろぐようになる
  • 遊びや散歩を楽しむようになる

こうした変化が見られたら、少しずつ心を開いている証拠です。保護犬が慣れてきたサインは、「寄ってくる」「食べる」「眠る」「遊ぶ」といった日常の変化に表れます。

どんな小さな変化でも、焦らず見守りながら褒めてあげることで、絆がさらに強くなっていきます。


まとめ|焦らず、ゆっくり信頼を築こう

保護犬が慣れるまでの期間は、平均1〜3ヶ月が目安。犬種によっては1年かかることもあります。無理に距離を縮めようとせず、犬のペースに合わせてあげましょう。

焦らず、「待つ・見守る・褒める」を意識すれば、少しずつ絆が深まります。
時間をかけて信頼関係を築くことが、保護犬との幸せな暮らしへの第一歩です。

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