冷房と除湿どっちが節約?夏のエアコンの正しいつけ方のポイントは?

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照りつける暑さの中、帰宅後の冷房の効いた部屋は天国ですよね。最近の日本の暑さは本当に厳しく、私たち世代が子供のころに比べるとあり得ない暑さです。

そんな中、つけずにいられない冷房ですが、気になるのは電気代ではないでしょうか。
かといって、冷房をつけるのを我慢して汗だくになって過ごしたり、熱中症になったりするのはありえません。
節電を意識しながら快適に過ごすのが一番です!

この記事では、「冷房」と「除湿(ドライ)」のどちらを使うべきか、また、節約に効果的なエアコンの使い方などを分かりやすく解説します!


冷房と除湿、どっちが節約になるの?

実は、使い方やエアコンの性能、設定温度と外気温の差によって違ってきます。

除湿には2種類あり、単純には除湿(弱冷房除湿)→冷房→除湿(再熱除湿)の順にコストがかかります。

しかし、暑さが厳しい時には、コストが低い除湿(弱冷房除湿)より、冷房で一気に部屋の温度を下げ、あとは温度を設定した自動運転にまかせた方が電気代を節約できることもあります。
室温と設定温度の差が大きいと、エアコンの消費電力も大きくなるためです。

また、エアコンの種類によっては、除湿よりも冷房の方が省エネ対応になっている機種もあるので、使っているエアコンの特徴を知り、使用することで節約につながるでしょう。

一般的な傾向

機能消費電力効果向いている時
冷房やや高い室温を下げる真夏の猛暑日
気温30℃以上
 湿度60%未満の時
除湿(弱冷房除湿)低め〜中程度湿度を下げて快適に梅雨や蒸し暑い日
気温25〜29℃
 湿度70%以上の時
除湿(再熱除湿)冷房より高い室温を保ったまま除湿肌寒いけど湿度が高いとき

節約の観点から見るポイント

  • 外気温が高い日は、冷房の方が効率が良い場合が多い
  • 湿度が高く温度がそれほど高くない場合は、除湿の方が快適かつ省エネ
  • 「再熱除湿」は電力消費が多いため、節約したいなら避ける

冷房と除湿(ドライ)の違いを知ろう

冷房とは?

冷房は、室内の空気を冷やす機能です。
空気中の熱を取り除いて、設定温度に下げる仕組みになっています。

  • 室温を確実に下げられる
  • 湿度はそれほど下がらない
  • 連続運転が中心で電力をやや多く使う

除湿(ドライ)とは?

除湿(ドライ)は、空気中の湿気を取り除く機能です。
多くのエアコンでは、空気を冷やして水分を取り除いたあと、室内に戻します。

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除湿には大きく分けて2種類あり、一般的には弱冷房除湿が多いですが、再熱除湿は取り込んだ空気を再びあたためるためコストが高めです。
使用されるときには注意してくださいね!


弱冷房除湿:冷房よりも消費電力が少なく、最も省エネな運転モードです。
最新ハイブリッド除湿もこれに近い傾向があります。

再熱除湿
:一度室内を冷却し除湿、再度温め空気を送り出すため消費電力が大きいです。
湿度調整は高精度ですが、冷房や弱冷房除湿よりも電気代がかかります。

  • 湿度を下げることで体感温度を下げる
  • 室温の変化は冷房ほど大きくない
  • 機種によって電力消費が変わる

節電しながら冷房を使うコツ

室温設定は28℃が基本

環境省が推奨する「28℃設定」は、過ごしやすく電気代の節約にも有効。
扇風機やサーキュレーターと併用するとさらに効果的です。
消費電力を最大10%カットできます。

自動運転に任せよう

「弱風」「微風」といった設定より、「自動運転」が実は省エネです。
室温に応じて効率的に風量や冷却能力を調整してくれます。

風向きは水平に

吹き出し口の風向きは、上向きまたは水平に設定しましょう。
冷たい空気は下に溜まる性質があるため、部屋全体を効率よく冷やせます。

フィルターはこまめに掃除

2週間に1回程度、フィルター掃除をしましょう。
汚れたフィルターだと目詰まりを起こし、十分に空気を取り込めません。
エアコンの効率が下がり、無駄な電力を消費させないために、フィルター掃除をしましょう。


除湿機能を上手に活用するポイント

除湿は「弱冷房除湿」で!

節電したいなら「弱冷房除湿」が〇。
「再熱除湿」は快適さは高いものの、消費電力が冷房より高くなることも。

湿度計を設置しよう

体感だけで判断するのではなく、湿度計でチェックすることで、無駄なエアコン運転を防げます。
湿度は50〜60%が快適とされます。


エアコンのつけっぱなし vs こまめに切る、どっちが得?

「こまめに消すと電気代が安くなる」と思いがちですが、短時間ならつけっぱなしの方が電力消費が少ないです。

目安の時間

わんこ
わんこ

短時間ってどのくらい?

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30分以内だと、 つけっぱなしで!
30分以上になると 電源は切った方が節約になるよ!


その他の節電テクニック

遮光カーテンや断熱シートを活用

日差しが強い時は、窓際にサンシェードやカーテンをつけたりして窓際の対策をしましょう。
直射日光が入ると室温が上昇しやすく、エアコンの負荷も上がってしまいます。
日よけ対策をすることで、冷房効率が上がります。

家具の配置にも工夫を

エアコンの風が遮られないように、家具を適切に配置しましょう。
空気の流れをよくすることで冷房効率がアップします。


まとめ:冷房と除湿を賢く使って夏を快適&節約に!

  • 冷房」と「除湿」は使い分けがカギ
  • 電気代の節約には、弱冷房除湿や28℃設定の冷房が有効
  • 除湿でも「再熱除湿」を使うときは気をつけよう!
  • フィルター掃除や風向き調整など、ちょっとした工夫でも大きな差が出る

エアコンの正しいつけ方と節約テクニックをぜひ実践してみてください!
そして、頑張って暑い夏をのりきりましょう!

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